Leader’s  Voice


人間力を高め、リーダーを導くリーダーとしての学び、実践を続ける天籟塾のメンバーへのインタビュー「Leader’s Voice」
第1回目となる今回は、合同会社ユイロード 代表社員の中島正雄さんに、起業のきっかけ、現在までの活動、今後の展望などを伺いました。

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“楽語家”として、様々な人が集える場所を作っていきたい

合同会社ユイロード 代表社員   中島正雄さん

合同会社ユイロードは、楽しく・楽に・速く読める速読「楽読茨木スクール」の運営、講演やコンサルティング事業を行っています。
もともと2012年から個人事業として始めていたビジネスを、2016年1月に法人化しました。
社名の「ユイロード」とは、「結ぶ」と「道」を組み合わせた造語です。自分の道というものを改めて考えた時、人と人、人とサービスを繋いだり結んだりすることが苦なくできていたので、結ぶ道を究めていきたいと思い、名付けました。

実は、楽読インストラクターを目指したのは、妻の方が先でした。通っていたスクールを手伝いたいという思いからです。そののち、私もインストラクターを目指し始めたんです。しかし、当初思っていたようなスピードでは進まず、一度はインストラクター試験に落ちて、開校が延期となったこともありました。今思うと、当時の自分は、天狗になっていた気がしますね。

私はサラリーマン時代に、人間関係や仕事内容からくるストレスで自分を追い込み、心療内科通いを経験しました。私が起業した最大の動機は、「自殺をなくしたい」という思いで、そこから全てがスタートしています。
居場所があれば、人は自殺しないのではないか。
だから、様々な人が集える場所を作っていきたい。
その思いは、今もずっと変わりません。

■楽語家×縄文時代

2019年11月で楽読のトレーナーを卒業し、現在では楽読教室に関する活動に充てている時間は、全体の3~4割ほどです。残りの時間は、講演やコンサルティング活動を行っています。
楽読は、脳(特に右脳)の能力開発ツールなので、手放すことは考えていませんが、自分の魅力が伝わり、自分自身が売れれば、結果として楽読教室に来られる方が増えると思っています。
近年では、「楽語家 中島正雄」として、講演活動にも力を入れています。

自分の強みとは何なのかを考えた時に、よく周りの方から「話し方が上手」だと言われることもあり、ここ1~2年でそのことを強く意識するようになってきました。
その転機となったのが、長崎牡蠣フェスティバルというイベントでの講演オファーをいただいたことでした。素晴らしい自然環境の中、美味しい牡蠣を味わっているお客さんの前でお話しするという、ほぼアウェーな空気感での講演は、なかなかレアな経験でしたよ。

2018年あたりから、縄文時代のことを周囲の人にも積極的に発信するようになりました。
なぜ、いきなり縄文時代?と思われたかもしれませんが、縄文時代について考えるようになったのは、4年ほど前に天籟塾で塾長から聞いた「縄文時代が平和だった」というお話がきっかけです。
歴史はもともと好きでしたが、縄文時代は全くの盲点でした。

ここ数年、芸能界をはじめとした不倫問題が世間を騒がせていますが、いろいろ調べてみると、歴史上の偉人にも女性問題のエピソードは結構あったのだとか。
少子高齢化が進む現代の日本における抜本的な対策は、日本人のおおらかな心を取り戻すことではないでしょうか。縄文時代の 日本人のおおらかさを、私も目指したいと強く思っています。

縄文時代のことを学ぶまでの私は、「楽読に関わる人が幸せになればいい」という考えが強く、楽読仲間への情が熱すぎて、時に暴走してしまうこともあったほどです。
でも、縄文というキーワードと、そういった世界を実現させていきたいという信念が見えてきてからは、より大きな場所で自分の力を発揮したいと思うようになってきました。

縄文時代は、平和で調和がとれて、争いのない時代。そんな時代なら、人は自殺なんて絶対にしないはずですよね。起業の最大の動機だった「自殺をなくしたい」という思いと、「平和とおおらかさを目指したい」という思いは、全部繋がってくるんです。


■「複数の本業を持とう」に共感

昨年夏、とても興味深い本を見つけました。「最強の縄文型ビジネス」(著:谷中修吾 日本経済新聞出版社)という本なんですが、自分の表現したいことが、まさにここに書いてあると感じ、興奮しましたね。
既に提唱している人がいる、後押しされていると嬉しく思ったのと同時に、こうした本が商業出版されるという「現象」こそが、令和の時代の流れなのではないかとも感じています。

自然と調和しながら、子孫を残していく縄文人。
おおらかにならざるを得ない背景。
自然の変化についていける人が生き残れる。

今、こうしたテーマで語れる人を増やしていきたいという衝動に駆られています。
信念というものを追求し始めた時に、1つのことだけで達成できるものなど、そうそうあるものではないと私は思うんです。だからこそ、本に書かれていた「複数の本業を持とう」いう考え方にも、強い共感をおぼえています。

これからの時代は、リアルに会うことの価値が上がる時代です。
物の流通がどんどんなくなっていく流れは、もう誰にも止められないでしょう。
だからこそ、直接会いたい人(コアなファン)を作り、増やしていくことが求められるのです。
「エンタメ+ビジネス」のスタイルが、今後ますます加速していくのではないでしょうか。


■モテたければ、人の話を聞け!

私は楽読以外に「わもん」という、聞く力についての講師も務めています。
「話す」と「聞く」は、真逆のように感じられるかもしれませんが、実は「話す」には2種類あります。1つは、事前に用意して、入念に練られたものを話す「スピーチ」。もう1つは、アドリブが必要な「トーク」です。トークは、その場にいる人の話をしっかり聞いていないとできません。全国各地で開催させていただいている「お話し会」では、その場にいる人に合わせて、毎回ライブの感覚で行っています。このライブ感のあるトークが、自身の強みだと思っています。

自分の強みに明確に気づける人は、意外と少ないもの。絶対的な正義も、絶対的な悪もないと私は思っています。人の声に耳を傾け、聞く行為を疎かにしないこと。自分に意見してくれる人と出会うことが重要です。そのためには、人との出会いをとにかく大事にしてください。
これから起業を目指す人には、聞く力が必須。聞く力と収入は比例すると提唱している人もいるくらいです。

聞き役は、野球でいうところのキャッチャーのような存在。一般的には、決して花形のポジションというイメージではないかもしれません。人はついつい、話し方ばかりに注目しがちですが、それは「聞くことの魅力」に気づいていないだけの人が多いからなのではないかと、私は思っています。
実は、聞き上手はモテるんですよ!
聴覚だけに頼らず、五感で聞くこと。言語に引っ張られすぎず、非言語を大切にすること。さらには、「未言語」まで聞くことを意識してみましょう。

モテたければ、人の話を聞け!
ということで、まずは私のYouTubeチャンネルを見てみてください。そして、興味が湧いたら、ぜひ会いに来てください。一緒に語り合い、学んでいきましょう!

楽語家中島正雄チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCUvmecU2o3eIMSMoFv-Nk3w

楽読茨木スクール
https://sokudoku-ibaraki.com/

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